スポーツ中の捻挫や打撲、筋肉のケガや関節のケガ。
以前は「とりあえず冷やして、安静に」というケアが一般的でしたが、現在はその考え方が見直されています。
今回は、ケガが治るまでの過程とケア方法、酸素カプセルの活用法についてご紹介していきます。
ケガの回復は3段階
ケガの回復は、基本的に次の3つの段階を経て進みます。
1 炎症期(受傷後~3日程度)
腫れ・痛み・熱感が強く出る時期。体が損傷部分に白血球などを集めて、修復の準備を始めます。
2 増殖期(3日~3週間程度)
細胞が活発に働き、新しい組織(コラーゲンなど)が作られる時期。腫れや痛みは次第に落ち着いていきます。
3 成熟期(数週間~数か月)
新しくできた組織が強く・しなやかになる時期。再発予防のために適度な運動やリハビリが重要です。
RICE処置はもう古い?最新は【PEACE&LOVE】
かつては「RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)」がケガの初期対応の基本とされてきました。しかし近年、冷やしすぎや長期間の安静は回復を遅らせるという指摘も増え、代わりに推奨されているのが【PEACE&LOVE】という考え方です。
・PEACE(受傷直後のケア)
P Protection 保護
E Elevation 挙上
A Avoid anti-inflammatories 消炎鎮痛剤を避ける
C Compression 圧迫
E Education 正しい知識を持つ
ポイントは、「冷やしすぎず」「痛み止めに頼りすぎず」「体の自然な回復力を活かす」こと。冷却が必要な場面もありますが、やみくもに冷やすのではなく、短時間・局所的に行うのが現代的な対応です。
・LOVE(回復期に入ってから)
L Load 適度な負荷
O Optimism 前向きな心
V Vascularisation 血流を促す軽運動
E Exercise 運動療法
リハビリやトレーニングを通じて、関節の柔軟性や筋力を取り戻すことが重要です。精神的な安心感も、実は回復には大きな影響を与えると言われています。
酸素カプセルで回復力を高める
高気圧環境の中で高濃度の酸素を体に取り込むことで、血流を改善し、細胞の修復をサポートする機器です。スポーツ選手などが愛用していることで知られています。
・ケガへの効果
1 損傷した組織への酸素供給が促進され、修復が早まる
2 腫れや炎症の軽減が期待できる
3 疲労回復や睡眠の質の向上にも効果的
特に、炎症が落ち着いてからの増殖期~成熟期に活用することで、回復スピードを高める効果が期待されています。
まとめ:焦らず正しいステップで回復を
ケガは一日で治るものではありません。しかし、正しい知識とケアを取り入れることで、回復までの道のりは確実に変わります。
・「とりあえず冷やす」はもう古い
・PEACE&LOVEで自然治癒力を最大限に活かす
・酸素カプセルなどの現代的ケアも効果的
もし現在、ケガで悩んでいたり、なかなか良くならない、と感じている方は是非一度ご相談ください。酸素カプセルをはじめ、電気や超音波、トレーニングまで当院で行うことが出来ますので、最適なサポートをご提案いたします。
ひだまり接骨院
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