膝に強い痛みがあり腫れもある場合は、もしかしたら膝に水が溜まっているかもしれません。
膝に水がたまる状態とは
膝関節の中にある滑膜と呼ばれる膜の中に、関節液と呼ばれる液体がたまりすぎている状態が、膝に水がたまるという状態になります。
膝に水がたまるとどんな症状があるか
・膝が全体的に腫れぼったい
・膝に痛みを感じる
・膝の曲げ伸ばしがしづらくなる
・膝が重たい感じがして違和感が出る
・膝がつっぱるような感じがする
このような症状が最初に出てくることが多いです。
膝に水がたまる原因
膝に水がたまる原因は、関節内に炎症が起こるから。
その炎症の原因は、靭帯損傷・半月板損傷・変形性膝関節症・関節リウマチなどがあります。
①靭帯損傷
膝を支える靭帯に大きな外的衝撃を受けた場合に起こります。
中でも前十字靭帯損傷は、他の靭帯と比べて血流量が多いため腫れが強く出やすいです。
前十字靭帯損傷後は慢性的な膝関節炎になることもあり、一度引いた水がまた溜まってしまうことがあります。
②半月板損傷
外傷など外力によっておこるものと、変形性膝関節症などゆっくりと損傷していくものとあります。
半月板を損傷すると、膝関節のクッション作用が弱くなってしまう為、膝関節内で炎症を起こしやすくなってい水がたまってしまう可能性があります。
③関節リウマチ
全身のどの関節でも起こる可能性がある炎症で、この炎症は免疫機能が異常を起こし、健康な骨や筋肉を構成している細胞を攻撃してしまう病態で、関節内での炎症と変形が主な症状です。
30~50歳代の女性に多くみられる疾患ですが、60歳以降や男性にも発症する可能性はあります。
④変形性膝関節症
打撲や捻挫をしたわけでもないのに慢性的に水がたまる大きな原因は変形性膝関節症です。特に50代以降で外傷の可能性が無いのに水が溜まっている場合は高い確率で変形性膝関節症です。
変形性膝関節症の原因は、加齢・肥満・筋力低下・過去に膝を激しく使うスポーツをしていた。などがあります。
一度変形してしまった骨を元に戻すことは難しく、炎症を抑える為には体の使い方や全身の体のバランスを見直す必要があります。
炎症が落ち着くことで膝の水も無くなっていきます。
水を抜くと癖になる?
結論から申し上げますと、癖になることはありません。
しかし、炎症が起こることで水が溜まっていますので、炎症自体がおさまらないと再び水が溜まってしまうことがあります。
水を抜いて検査をすると、何が炎症の原因かが判断できるので水が溜まってしまった場合は整形外科などを受診することをおすすめします。
膝の水を放置すると・・・
膝関節にズレが出やすく通常であれば関節包内で関節軟骨がスムーズな動作や衝撃吸収などのシステムを作り出しますが、水が溜まっているとこの機能が失われてしまいます。
結果的に、膝関節の炎症が繰り返すことで膝に水がたまるだけでなく股関節や足首にも負担がかかる為、別の痛みなどを引き起こす可能性があります。
膝に水がたまってしまったら・・・
早く治していくために、我慢しないことが重要です。
炎症がおさまれば水は引いていく可能性がある為、必ず抜く必要はありませんが、我慢していると膝以外にも悪影響を及ぼすので我慢はしないようにしましょう。
また、痛みを無理して動かすことも炎症を悪化させてしまう可能性がありますので避けた方が良いです。
サポーターを使ったり、荷重を避けるなどして膝への負担を減らしていくことで炎症を改善するには有効です。
接骨院では、膝の水を抜くことはできませんが炎症を抑えるための施術を行うことは可能です。
膝に痛みや違和感があったり、水が溜まっている場合はお気軽にお問い合わせください。
ひだまり接骨院
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