これまで熱中症対策や水分補給についてのブログを書かせてもらいましたが、今回はそこにも通じる部分があるスポーツドリンクについて書いていきたいと思います。
一言にスポーツドリンクと言っても、さまざまな種類が売られていて選ぶ時の基準が味になっている方も多いのではないでしょうか?
今回のブログを読んでいただき、スポーツドリンクを選ぶ時の参考にしていただければと思います。
スポーツドリンクの基本成分
スポーツドリンクの基本成分は、糖分と塩分です。
水分補給時に水だけを大量に飲むと体内の電解質バランスが崩れてしまいます。その為、汗とともに失われてしまっている電解質を補うために塩分は必要不可欠です。
糖分はエネルギーを補います。また、塩分と一緒に摂取することで水分の吸収を早めてくれます。
※塩分・糖分ともに過剰摂取は避けましょう
熱中症・脱水の症状が重くなると命の危険にかかわります。
適切な水分補給で安全に運動を行うようにしましょう。
スポーツドリンクの種類
スポーツドリンクには、アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の2種類があります。
摂取した水分や糖質は小腸で吸収されますが、素早く吸収するためには胃から腸への移行が素早く行われる必要があります。
そのスピードを調整するのが、浸透圧。
この浸透圧の違いによって2種類に分類されます。
簡単に違いを書くと
人間の体液とほぼ同じ浸透圧のアイソトニック飲料
糖質の濃度が薄く、浸透圧の低いハイポトニック飲料
このようになります。
アイソトニック飲料とは・・・
アイソトニックとは、等張液を意味します。
体液に近い浸透圧で作られているので、水分・塩分・糖分がバランスよく吸収されるように作られています。
糖質の濃度は4~6%程度の物が一般的で、吸収スピードはハイポトニック飲料の物よりも遅い。
糖質濃度が高いので、エネルギーがしっかりと補給できるため運動前に摂取することが勧められます。
ハイポトニック飲料とは・・・
ハイポトニックとは、低懲役を意味します。
糖分や塩分を配合していますが体液の濃度よりも低い浸透圧で作られています。
糖質の濃度は4%未満で、2%程度の物が多い。
胃から腸への移行がスムーズなため、お腹に溜まる感覚が少なく水分が素早く吸収されるため、運動中や運動直後に摂取することが勧められます。
運動時の水分補給のポイント
・運動前
運動30分前までに250~500㎖の水分補給を行いましょう。
食事や補食がしっかりととれている場合は水飲みの摂取でもOKですが、ミネラルや糖分が補給したい場合はスポーツドリンクを飲みましょう。この時はアイソトニック飲料がオススメです。
・運動中
こまめに水分補給を行いましょう。
運動中は発汗量が多くなるので、ミネラルを含んだものがオススメです。運動時間が1時間を超えてくる場合は糖分の補給も行いましょう。
この時はハイポトニック飲料がオススメです。
・運動後
ミネラルと糖分が入ったスポーツドリンクで水分補給を行いましょう。
直後はハイポトニック飲料がオススメです。
最後に、アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の一例をご紹介いたします。
【アイソトニック飲料】
・アクエリアス ・ポカリスウェット ・ボディメンテ ・グリーンダカラ ・ビタミンウォーター など
【ハイポトニック飲料】
・ポカリスウェットイオンウォーター ・アミノバリュー ・アクエリアスゼロ ・キリンラブズスポーツ ・ヴァームスマートフィットウォーター など
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